Vol.88 「言論・表現の自由に対する暴力・弾圧を許さない! 『朝日新聞阪神支局襲撃事件』と『福井農林高校演劇部テレビ放送除外問題』を考える。」
ゲスト:[前半] 矢野宏さん(新聞「うずみ火」代表・フリージャーナリスト) / [後半] 玉村徹さん(福井農林高校演劇部・元顧問)
第88回「路上のラジオ」は2部構成です。
まず前半は、フリージャーナリストで新聞「うずみ火」代表の矢野宏さんにお話を伺います。矢野さんは、一貫して反権力・反差別を訴え続けた故・黒田清氏主宰の「黒田ジャーナル」出身で、黒田氏の遺志を継いで新聞「うずみ火」を発行し続けています。今回は、35年前の5月3日、二人の記者が殺傷された朝日新聞阪神支局襲撃事件を振り返り、今の世になっても一向になくならない言論に対する暴力や弾圧についてなど、現代ジャーナリズムのさまざまな課題について語っていただきます。
そして番組後半では、福井県の高校演劇祭で上演された福井農林高校演劇部の「明日のハナコ」という演劇について、同校演劇部元顧問の玉村徹さんにオンラインでお話を伺います。この「明日のハナコ」は、玉村さんの脚本で、福井県の歴史、特に戦争や震災、原発について学びながら成長していく二人の少女を描いた演劇ですが、差別用語とされる言葉が劇中にあることを理由に、演劇祭に参加した13作品中「明日のハナコ」だけが、ケーブルテレビでの放送が見送られました。玉村さんは、このことについて問題を提起され、署名や上演運動を展開して来られました。新聞でも大きく取り上げられたこの問題、しかし今回お話が進むにつれ、問題の核心は差別用語(当時の敦賀市長が使った言葉)だけに留まらず、原発銀座と言われる福井県において原発マネーにひれ伏す行政や教育現場、メディアの驚くべき実態が浮き上がってきました。
今回も盛りだくさんの1時間、最後までごゆっくりお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
05:36 前半(矢野宏さん) Jingle~
28:02 後半 (玉村徹さん)Jingle~
56:49 後枠 ETM~
58:27 アナ尻
60:00 曲尻
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