Vol.98 前川喜平さん「統一教会と自民党~歪められた教育行政」
ゲスト:前川喜平さん(元文部科学事務次官)※オンライン・インタビュー
第98回のゲストは、元文部科学事務次官の前川喜平さんです。安倍元首相の銃撃事件でクローズアップされている統一教会ですが、世論の高まりとともに行政もマスコミもこの問題について口を開くようになり、徐々に深い闇が露わになっていきます。今日のゲストの前川喜平さんは、1997年に文化庁の宗務課長をなさっていたとき、統一教会が教団名の名称変更を求めて来た際に、実体が変わらないのに名称を変えることは許されないとして、断った経緯があります。そこで番組前半では、その後なぜ2015年に名称変更が認められたのか?についてお話いただきます。そこには、安倍晋三元首相、下村博文文科大臣(当時)など、自民政治と統一教会の「持ちつ持たれつ」の関係があったと言います。自民党議員と統一教会との思想的背景の奇妙なまでの一致が物語るものとは一体何なのかについて掘り下げます。
そして番組後半では、歪められた教育行政について伺います。まずは、第1次安倍政権から第2次安倍政権に至る自民党政治の中で、教育基本法改正から憲法改悪を狙おうとする大きな流れを考察します。そして中央教育審議会や、教育再生会議のメンバーや審議内容に照らすならば、そのすべてに道徳の教科化に代表されるような国家主義、教育勅語を愛でるような保守復古主義の刷り込みが猛スピードで広がりつつあるようです。加えて、その子どもを取り巻く環境、家庭の在り方についても大きな政治思想のバイアスがかかっているようです。「子ども家庭庁」設立、選択的夫婦別姓・同性婚などに反対しジェンダー平等などに否定的な立場をとる自民党議員の思想、ここにもまた統一教会の存在が見え隠れします。
番組では、憲法すら改悪しようとする偏重した政権の下で、次世代を担う子供たちのための教育行政を大きく歪めているものについて掘り下げます。霞が関の中核で長年教育行政に携わって来られた前川喜平さんにしか語れない「真実」が盛りだくさんの60分、どうぞ最後までじっくりとお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
04:13 前半 Jingle~
32:45 後半 Jingle~
55:05 後枠 ETM~
56:39 アナ尻
60:00 曲尻
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