Vol.134 特集1「ウクライナ取材報告~後編~」特集2「まだ止められる大阪カジノ」

ゲスト:藤永のぶよさん(特集2)

特集1 「ウクライナ取材報告~後編~」 報告: 西谷文和(フリージャーナリスト)
特集2 「まだ止められる大阪カジノ」 電話インタビュー: 藤永のぶよさん(NGOおおさか市民ネットワーク代表)

第134回は、ふたつの特集をお送りします。

まず前半は、当番組パーソナリティでフリージャーナリストの西谷文和によるウクライナ取材報告その後編をお届けします。5月5日から約2週間、ウクライナに入り取材してきた模様を、今回は、取材音声とともにレポートします。キーウからいよいよロシアとの国境側へ近づく中、立ち寄ったハルキウ、そしてティシュキー村では、国境に近いだけに、ことごとく窓ガラスが吹き飛んだビル、突き刺さったままのミサイルの残骸、廃墟となった高級住宅街、飼い主をなくして彷徨う元飼い犬、鳴り響く空襲警報など、紛争地の生々しい現実を目の当たりにします。西谷は、その光景を原発事故後の福島とも重ね、生命や人権が蹂躙されていくことへのやり場のない怒りを覚えたといいます。そしてその中から、私たちが進むべき最善の道とは何なのか?愚かしい戦争の歴史を振り返りながら語ります。

そして、後半は、「まだ止められる大阪カジノ」と題し、NGOおおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんに、お電話でお話を伺います。大阪の万博・カジノを含む大阪夢洲のIR開発では、何百億もの血税をつぎ込み、建築物などおよそ支えきれないであろうゴミと建設残土で海を埋め立て、ダイオキシンなどを含む粉塵や有毒ガスなどの汚染物質、そして台風や地震でも来ようものなら過酷な災害に見舞われるであろう人口の島に、万博施設や何十階の高層カジノビルを建てようというのですから、話になりません。もし本当にこのまま夢洲開発が進むのなら、「いのち輝く未来社会のデザイン(万博テーマ)」などとは真逆の、深刻な財政破綻と人命や健康の危機しかないように思えます。しかも計画では、それがこの先、孫子の代、最長で65年先まで影響を及ぼしかねないというのです。私たちは何とかこの無謀な開発を止めなければなりません。今回は、これからでも私たちにできることについて、藤永さんとともに考えたいと思います。

それでは、今回も聞き応えたっぷりの60分、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
02:45 前半 Jingle~
29:25 後半 Jingle~
56:51 後枠 ETM~
58:28 アナ尻
60:00 曲尻 FO

※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご支援のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます!