Vol.154 佐高信さん「岸田『晋三』の大罪・維新の毒」
ゲスト:佐高 信さん(評論家)
今回のゲストの佐高信さんは、日本の政治や経済分野にめっぽうお詳しい評論家で、冴えわたる文筆と、ユニークな毒舌、一貫した庶民目線で、権力や差別と対峙した評論を続けておられます。まず前半では、安倍晋三の亡霊に取り憑かれている岸田首相の迷走ぶりについて伺います。嘘で塗り固めた政策で国民の目を欺き、創価学会や統一教会の宗教票をバックにフェイクをあたかも正義のように通してきた自民政治。今、その崖っぷちぶりは、極端な内閣支持率低下が示す通りであるも、野党勢力のふがいなさもあり、大きな動きにはつながっていません。立憲民主は急速に求心力を失い、維新は第2自民に、国民民主は第3自民に成り下がる中で、私たちの希望はどこにあるのでしょうか?佐高さんは、物価高や増税など日々の暮らしにあえぐ庶民が、今だけ金だけ自分だけで軍拡まっしぐらの政権にNOを突きつけるには、やはり小選挙区で市民が押し出す候補を議会に送り出すことが大切なのだとおっしゃいます。主権者は私たち国民である、そんな当たり前のことを声高に叫ばなければならない今の時代を憂いながらも、それでも全国各地で起こっている小さな変化には注目していきたいものです。
そして番組後半では、勢いを増したかのように見える「維新の毒」をテーマに伺います。身を斬る改革などと言いながらも、大阪IRカジノと万博に巨額の税金を流し込む。その利権に群がる大企業。新自由主義は格差を拡大させ、公を削り、強いものだけが生き残る社会をつくるだけなのに、なぜ人々は維新に魅かれるのでしょうか?岸田政権による新資本主義も富める者を更に肥やしながら、戦争に軍拡につき進むものであれば、今私たちが耳を傾けるべきは、アフガンの砂漠を緑の大地にかえて60万人の命を救った故中村哲氏の教えてくれたことなのではないかと、佐高さんは訴えます。今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までごゆっくりとお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
03:39 前半 Jingle~
29:56 後半 Jingle~
54:29 後枠 ETM~
55:55 アナ尻
60:00 曲尻 ~FO
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