Vol.189 上脇博之さん「詐欺内閣が作った法案を、ドロボー政党が通過させた」

ゲスト:上脇博之(法学者・神戸学院大学法学部教授)

今回は、法学者で神戸学院大学法学部教授の上脇博之さんにお電話でお話を伺います。上脇先生といえば、日本中が大激怒した自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、東京地検特捜部が動くきっかけを、しんぶん赤旗とともにつくったキーマンです。前半は「政治資金規正法は全くのザル法、裏金議員の逃げ得を許すな」と題して、実質的には企業団体からの献金であるパーティー自体を止められない政治家たちが作った穴だらけの改正法について言及します。領収証の10年後公開といっても、政治資金規正法や所得税法違反の時効は5年のため、全く無意味。そもそもそんな先では、議員や会計責任者、もしかしたら政党さえなくなっているかもしれないのです。また連座制というも刑事責任ではなく、立候補の一定期間の制限に留まるといったゆるいもの。これまでの裏金調査の中でもアベ派の4人の会計責任者の供述はちぐはぐで、その他大物議員から公表された支出も虚偽を疑わざるを得ないいいかげんなものが多数と、呆れることばかり。とうてい必死に働き正直に納税している私たち有権者が納得できるものではありません。

そして後半は、「そもそも今の選挙制度がおかしいのでは?」と題して、政治に巨額なカネが必要な日本の選挙制度について考えます。元官房長官が内閣官房機密費から出た金を選挙で配っていたとも言います。候補者の声が有権者にまっすぐに届き、論じた政策が支持された結果が票になる、そんな当たり前の選挙にするためにはどうすればよいのでしょうか?上脇先生といっしょに考えます。

今回も聴き応えたっぷりの60分、最後までじっくりとお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:30 前半 Jingle~
29:44 後半 Jingle~
55:45 後枠 ETM~
57:36 アナ尻
60:00 曲尻

※番組冒頭でご紹介しましたイベント「万博カジノを止める大阪府民大集会」(7/15)の詳細は、こちらをご覧ください。

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