Vol.200 大椿ゆうこさん「恐るべき永田町動物園の実態。自民・維新退治のチャンス到来」

ゲスト:大椿ゆうこさん(参議員議員・社民党副党首)

今回のゲスト大椿ゆうこさんは、ご自身が雇止めで解雇され、労働運動に参画したご経験から、特に労働者や女性など社会的弱者の権利、多様性などの分野で活躍なさっている参議院議員です。大椿さんは今回の収録スタジオに、西谷と佐高信さんの新著「お笑い維新劇場 大阪万博を利用する半グレ政党(※)」を携えて登場されました。そんなことから、まずはずっとこれまで維新と対峙してこられた大椿さんに、兵庫県斎藤知事の騒動でますます支持率が低下する維新のさまざまな議員とのエピソードをリアルに語っていただきました。

つづいては、自民党総裁選について伺いました。有力視される候補者の中で大椿さんの大きな関心は、やはり解雇規制の緩和とやらを言い出した小泉進次郎議員です。ますます厳しくなるばかりの日本の雇用情勢を全く解さぬ、労働組合つぶしの意図が見え見えな方針にたいへん憂慮されています。

そして番組後半は、立憲民主の代表選の見通しと、その先の野党共闘の行方について伺いました。野党内の勢力図が混沌としていることも確かですが、自民政権が弱体化している今こそ野党の強い団結が求められます。政権交代をぜひとも実現させたいのですが、自民はイヤ、維新はダメと政治をあきらめたムードの有権者の方にも、今こそ野党を鍛える意味でもぜひ選挙に行っていただきたいと、大椿さんは強くおっしゃいます。裏金問題は何も解決していない中、自民政権はそのパーティ券や献金をする企業のための政治を続けるのだから、当たり前に労働者の暮らしは良くなるはずはないわけです。それで本当によいのですかと。統一教会問題もしかり、刷新と言うが未だまったく断ち切れてない構造があるならば、政権交代ほどの打撃がないかぎり、根本的な解決にはならないと大椿さんはおっしゃいます。維新もしかりで、コロナ禍の中ろくに病院にもかかれなかった大阪市民の巨額な税金が、たった6か月で消えてなくなる万博に湯水のようにつぎ込まれていく、その異常に声を上げ続けなければなりません。

番組最後に、どんどん戦争ができる国になっていく中、今本当に必要なのは、護憲の内閣なのだと、大椿さんはおっしゃいました。まっとうに憲法を守りましょうという国会議員がもっともっと必要で、そのために社民は野党共闘の接着剤となって、小さいけれどこれからも頑張っていきたいと。記念すべき「路上のラジオ」第200回は、草の根から力強い声を上げる大椿さんの言葉にとても勇気づけられた、そんな回になりました。どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。

※番組の中で話題となりました本
「お笑い維新劇場 大阪万博を利用する半グレ政党」 (平凡社新書)
佐高信・西谷文和 共著
※詳細はこちら!

00:03 前枠 TM~
04:00 前半 Jingle~
32:33 後半 Jingle~
56:13 後枠 ETM~
58:21 アナ尻
60:00 曲尻~F.O

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