Vol.203 小出裕章さん「デブリ取り出しに80万年?もはやブラックジョークの廃炉計画」/矢野宏さん「万博と斎藤問題で維新大失速。本気の野党共闘で日本再生」

ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)/ 矢野宏さん(「新聞うずみ火」代表・フリージャーナリスト)

ふたつの特集
<前半>「デブリ取り出しに80万年?もはやブラックジョークの廃炉計画」
     電話インタビュー:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
<後半>「万博と斎藤問題で維新大失速。本気の野党共闘で日本再生」
     ゲスト:矢野宏さん(新聞うずみ火代表・フリージャーナリスト)

※この番組は、9月24日に収録したものです。どうぞご了承ください。

今回の「路上のラジオ」は、おふたりのゲストにお話しを伺います。まず前半は、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお電話でご出演いただきます。福島第一原発廃炉作業では、燃料デブリの取り出しに着手したといいますが、のっけから取り出し手順に初歩的なミスが生じたり、そもそもたった3グラムの取り出しにも膨大なリスクが伴うわけで、この先、天文学的な時間と労力と危険が伴う途方もない道のりに、一体どのような勝算があるというのでしょうか?小出さんは、国が福島県に約束した廃炉へのロードマップはただの県民をごまかすだけのパフォーマンスであり、原子力政策を推し進めるための悪質な時間稼ぎであると見ています。そして近年の日本列島は大地震の活動期にあると言われる中、政府は老朽化原発の再稼働に突き進んでいます。一旦やり始めたからには決して引き返しはしない、謝罪もしない、その中でさらに被害や損失が拡大していく。そんな様は「戦争」の構造に酷似していると小出さんはおっしゃいます。その意味をリスナーの皆さまにはしっかりと考えていただきたいと願います。

後半は、新聞うずみ火代表でフリージャーナリストの矢野宏さんをお招きしてお話を伺います。矢野さんは、マスメディアに抗いながら活動されてこられたジャーナリストであり、近年のメディアの劣化については特に心を痛めておられます。視聴率競争に躍起になり、権力に忖度し迎合する、そんな堕落した大阪のマスコミが、維新政治を肥大化させた一因でもあるわけです。今、斉藤兵庫県知事問題や万博の不調で維新の勢いに陰りが見え始めたところ、新政権も誕生し、衆院選も近づいています。私たちは自身の目でしっかりと日本の未来を見つめなければなりません。保守に傾く野田立民も第二自民の様相で期待できません。矢野さんには今後の自公政権の行方と、確かな力で労働者や庶民の暮らしのために戦える野党共闘の在り方など、元地方新聞記者出身のフリージャーナリストならではの鋭い視点で語っていただきます。今回も聴き逃がせない60分、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
05:49 前半 Jingle~
21:28 後半 Jingle~
54:50 後枠 ETM~
56:42 アナ尻
60:00 曲尻 

※矢野宏さん主宰「新聞うずみ火」は、こちら。

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