Vol.21 悪化する日韓関係を憂う 在日韓国人2世が提案する和解の道

ゲスト:康宗憲(カンジョンホン)さん

今日のスタジオのお客様は、在日韓国人2世の康宗憲(カンジョンホン)さんです。康さんは、軍事独裁政権時代の韓国で大学生だった1975 年に「北朝鮮のスパイ」の冤罪をかけられ逮捕、拷問による取り調べにより死刑判決が確定しました。しかし支援者に支えられる中無期懲役に減刑され、1988 年に仮釈放、翌年に日本に帰国しました。それからは大学の非常勤講師などを勤め、再審請求後2013 年にソウル高裁でとうとう無罪判決を勝ち取りました。

今日は、そのような壮絶な体験をされた康宗憲さんに、徴用工問題など緊張が解けない日韓関係の本質について正確な史実に基づきに教えていただきました。そして東アジアのみならず世界の平和のために私たちは何を考え、どう行動したらよいのか、番組を通して共に考えました。

康さんは、植民地支配と徴用工問題について・・・
「これは(補償問題なのではなく)人権問題なのです。そうであれば被害当事者を受け入れる政府間の合意がない限り何の意味もない。不都合の真実、歴史の闇に向き合う勇気を持たなければ、加害国が被害国と向き合うことは不可能」
・・・とおっしゃいました。

今回は、60分まるまる使ってのロングインタビュー。ぜひじっくりとお聴きください。新たな気づきが満載です。

00:03 前枠 TM~
03:09 前半 徴用工問題。植民地支配の闇 Jingle~
32:43 後半 死刑台から教壇へ。失われた青春から世界の平和を考える Jingle~
57:37 後枠 ETM~
58:30 アナ尻
60:00 曲尻