Vol.51 内田樹さん「スガ政治でも維新政治でもない野党連合政権を!」
ゲスト:思想家・内田樹さん
今回の「路上のラジオ」は、スタジオに思想家の内田樹さんをお迎えしました。前半のテーマは、「もはや末期症状・スガ政治を徹底分析」。化けの皮が剥がれたこのポンコツ政権は、例えば日本学術会議の任命拒否では、従来の法解釈を踏みにじってまで権力者としての権威を振りかざしたあげく、世論の大きなうねりを生んだり、また、あらゆる場面で答弁拒否や説明放棄のあげく、例えば悲惨な沖縄戦について尋ねられると“僕は戦後生まれだからしらん”などと耳を疑うような発言を繰り返したり。それでもこの政権が決定的な死体にならない理由は、人事独裁、スキャンダル探しなどで人を屈服させる強引で卑劣な政治手法が根底にあるからと言います。内田さんは、そんなスガ首相を「近代市民社会とか、国民主権国家とか、デモクラシーとかについての基本的理解が全く欠落している」とおっしゃいます。前半では、そんな国家のリーダーが、コロナ対策、オリンピック開催をけん引することの危うさについても改めて検証しました。
番組後半では、まずバイデン大統領の下、日米同盟はどうあるべきか?全く意図が読めない中国の動きなどを合わせて考えます。その後は、後半のメインテーマ「スガと維新、竹中平蔵は共同体を破壊する」について伺いました。大阪維新を核として蔓延する新自由主義の危うさについて、その対局にある「コモンの再生」がなぜ今、この文明化した現代社会にとって尊いヴィジョンとなりうるのか、内田さんにじっくりと解説していただきました。今回も聴き応え満点の60分を、どうぞごゆっくりお聴きください。
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西谷文和・著 路上のラジオからの新刊
「ポンコツ総理 スガーリンの正体すべてはウソと八百長だった」(日本機関紙出版センター)
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00:03 前枠 TM~
02:28 前半 Jingle~
26:57 後半 Jingle~
55:28 後枠 ETM~
57:20 アナ尻
60:00 曲尻 ETM F.O