Vol.60 小出裕章さん「原発事故は終わっていない!脱原発の社会へ!」
ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
第60回を迎えた今回は、長野県松本市からお届けします。そうです、今回のゲストは、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんです。
退官後小出さんは、「仙人になる」と宣言して長野県松本市に移住され、農業をしながら暮らしておられます。現役時代は、原子力研究の場に身を置きながらも一貫して原子力の愚かさを発信し続けて来られた小出さん。3.11福島第一原発の事故で、その警告が不幸にも現実となってしまいました。にもかかわらずアベ・スガ政権は、反省も全くないまま原発再稼働や核開発、核燃料サイクルへの幻想にしがみついています。ひっそりと身を引く覚悟だった小出先生も、松本を拠点にしながらも、自らができることを考えて行動を続けているといいます。私たちは、そんな小出さんのお話を聞くために再び松本を訪ねました。今回は1時間のロングインタビューです。
まずは、世界で最も危険とされる地震大国のひとつここ日本において、老朽化原発が稼働し続けている現状について伺いました。福島第一原発事故から10年、一体我々は何を学んだというのでしょうか?
そして、最新刊「原発事故は終わっていない」(毎日新聞出版)で小出さんは、「東京オリンピックは福島事故を隠蔽するために招致された」と記されています。オリンピックや万博などまさかの50年前の感覚での「お祭り型資本主義」に躍起になっているこの国の狂気を、また国や東電の重すぎる責任を棚に上げて復興五輪などと囃し立てたインチキを、小出さんはどう見ておられるのでしょうか。
また、福島第一原発の廃炉について小出さんは、デブリの取り出しなどできるはずもなく、国と東電のロードマップなど机上の空論に過ぎないと言います。発災当時から御用学者に隠ぺいされ、情報統制され続けた私たちは、世界が持続可能な社会に目覚めた今こそ、脱原発を叫び続ける必要があります。
浪費型の社会から循環型の社会へ。生物としての人類の幸せを求め続けたい、そう思えるインタビューとなりました。どうぞ1時間ごゆっくりとお聴きください。
00:03 前枠 TM~
03:27 前半 Jingle~
26:35 後半 Jingle~
55:55 後枠 ETM~
57:46 アナ尻
60:00 曲尻
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