Vol.107 2つの特集「岸田内閣の原発再稼働・新規増設を許さない!」そして「夢洲カジノで大阪沈没!? 止めるなら今!」
ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)/ 藤永のぶよさん(NGOおおさか市民ネットワーク代表)
今回の「路上のラジオ」は、2部構成です。まず前半は、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに、今政府が推し進めようとする新型の原子炉とは一体何なのかについて、お電話で伺います。最新技術というが、小出先生によれば、世界が着手するも何一つ完遂せず、巨大な危険だけが降り積もる原子力の開発に拘泥しているのが、原子力後進国の日本なのだと言います。さらに政府は今、電力不足の恐怖を煽り、世論を誘導しようとしていますが、原子力依存は火力等他発電所の多くを敢えて止めて原発を優先するからであって、きちんと計画すれば今の日本において電力不足など起こるはずはないとおっしゃいます。日本の原子力政策がいかに原子力マフィアの利権にまみれた愚かな政策なのかがわかります。
また愚策と言えば、もうひとつ大阪夢洲のIR構想。番組後半には、NGOおおさか市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんをゲストにお迎えします。産業廃棄物で埋め立てられた人工島、大阪夢洲で着々と開発が進む万博・カジノ・IR構想。何百億もの血税をつぎ込み、ゴミと泥と汚染物質の島を開発しようとするも、平屋の住宅すら立てられない地盤に何十階の高層カジノビルを建てようというのですから、実現する道理もありません。ダイオキシン等深刻な環境汚染もあるこの島で、いったいどんな都市開発ができるというのでしょうか?この島ではいかなるビジネスも成就しない予測の中、地下鉄を延伸しても利用客などいないのではとも囁かれています。アベノフタが外れた今、松井・吉村両氏も弱腰のようですが、これら愚策の責任を市民に押し付けることだけは許されず、今こそもっと声を上げて、夢洲開発を中止させねばなりません。藤永さんは、具体的なデータによるエビデンスをもって理路整然とご説明なさいます。ぜひ藤永さんのお話に耳を傾け、ゴミで埋め立てた人工島の夢洲でカジノなどできるわけがないことをあなた自身の耳で確かめていただければと思います。
今回も盛りだくさんの60分、最後までごゆっくりお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
04:23 前半 Jingle~
24:52 後半 Jingle~
56:27 後枠 ETM~
58:05 アナ尻
60:00 曲尻
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