Vol.177 桜田照雄さん「野球賭博と夢洲カジノ」・中学校教員インタビュー「危険がいっぱい!大阪万博には子どもたちを連れて行けない」
ゲスト:下記お二方です。
【メインテーマ】
テーマ:「野球賭博と夢洲カジノ」
スタジオゲスト:桜田照雄さん(会計学者・阪南大学教授)
【スポットインタビュー】
テーマ:「危険がいっぱい!大阪万博には子どもたちを連れて行けない」
電話インタビュー:宮城登さん(大阪市の中学校の先生)
今回のスタジオゲストは、会計学者で阪南大学教授の桜田照雄さんです。桜田先生は、会計学がご専門のお立場から、これまでも選挙の解析や、暴走する大阪維新が強引に推し進める巨悪プロジェクトの数々、大阪都構想や大阪関西万博、カジIRの闇などを次々に暴いて来られました。今日はそんな桜田先生に、大リーグ大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏の野球賭博事件を徹底解析していただきながら、ギャンブルが社会にもたらす害悪について伺って参りたいと思います。
桜田先生によれば、大谷選手の口座から送金を受けたボウヤ―氏の人脈と関係先を辿っていくと、大阪カジノに参入予定のMGMリゾーツにも辿り着くのだと言います。なぜ返済能力の乏しい水原氏に450万ドル(約6億8千万円)もの負債を背負わせて野球賭博を続けさせたのか?背後には、犯罪組織の存在が見えて来ます。予てからカジノはマネーロンダリングに最適なシステムと言われていますが、MGMのような賭博ビジネス会社が裏社会とつながり巨額の利鞘を稼いでいるのだとすれば、夢洲カジノもまた有象無象の犯罪組織の舞台ともなりうるわけです。税法・銀行法はじめ日本の健全な金融システムを保つ規制もないあるいは緩和されるのだというIRリゾートは、犯罪者集団にとってはこの上ない楽天地となるわけです。水原氏が陥ったギャンブル依存も、もはや一市民にとって他人事ではなくなることも含め、こんなバカげたカジノ産業を日本に上陸させるわけにはいきません。
そして番組後半では、そのカジノ建設地のインフラ整備に巨額の税金を投入する口実にもなっている大阪万博の開催について、子どもたちを遠足などで夢洲に連れていく立場の学校の先生に電話インタビューします。大阪市内の中学校に勤務する宮城登先生は、特に夏場は熱中症の危険が高すぎて危険極まりないのだと指摘します。構造上、1日20万人の来場者数に対しては極端に日陰が少ないといい、上下水道が完備できないとされる会場での飲料水確保の問題、交通輸送計画がずさんで大渋滞が予想される中での急病人搬送の問題、先日現実となってしまったメタンガス爆発事故も以前から予想されていたことですし、このような危険な島に子どもたちを連れていくわけにはいきません。これに対して保護者の反対運動も各地で起こっていますし、そうなると子どもたちの間で行く行かないで分断も起こることでしょう。こんな危険で問題だらけの大阪万博は、カジノ建設とともに何としても中止せねばなりません。
今回のふたつの話題に、ぜひじっくりと耳を傾けていただければと思います。
00:03 前枠 TM~
02:57 前半 Jingle~
43:43 後半 Jingle~
54:18 後枠 ETM~
55:51 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O
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