Vol.178 内田樹さん(思想家)「学歴詐称、イスラエル、裏金、万博。全てがつながっている。」

ゲスト:内田 樹さん(思想家)

※内田先生の道場「凱風館」におじゃまして収録しました。外部録音のためノイズが多い箇所がございます。悪しからずご了承ください。

第178回のゲストは、思想家の内田樹さんです。内田先生は、神戸市で武道と哲学研究のための学塾「凱風館」を主宰している思想家です。今回も、政治・経済はじめ現代社会が抱える様々な課題を、幅広い知見と聡明な頭脳でもってわかりやすく解説していただきます。

まず前半では、旬な話題としまして、小池都知事の学歴詐称疑惑を取り上げます。「カイロ大学を首席で卒業」とは一体本当なのか?内田先生によれば、アラブ社会においては日本人の知り得る倫理観などおよそ存在しないのは周知の事実で、偽証書発行はおろか、そもそもの大学保存データの改ざんまで、金さえあればいとも簡単なことなのだと言います。しかし問題はそんなことより、その見返りともとれる多額の資金が、日本エジプト友好協会など小池知事周辺のあやしい組織経由や、ODA円借款などとして、エジプトに渡っているというのです。東京都からもまとまった資金が流れているとすれば、汚職?とも言えそうで、これらの真相も解明すべき点と言えます。 そして番組では、さらにそういったアラブ社会の暗部について掘り下げます。エジプトの軍事政権とムスリム同胞団を起源とするハマスとの対立は、イスラエル・パレスチナ戦争激化の一因ですし、そのイスラエルを米国とともに間接支援しているのは日本です。米国べったりの岸田首相は、国賓待遇とかで渡米しはしゃいでいましたが、そんな場合でもなく、安倍政権以来バランスを崩したアラブ諸国の外交関係には、課題は山積しています。世界の安定と日本の平和のために、我が国がとるべき姿勢とは何か?そして「もしトラ」(トランプ再選)となった場合の備えはあるのかなど、前半でたっぷりと伺います。

そして番組後半では、自民党の裏金問題などますます劣化の一途を辿る日本の政界について伺います。常にプランAしかもたず、民意を無視して強行突破する自公政権。軍拡も、原発再稼働も、万博強行もしかり。そんな中、米国スポーツ界のただのスキャンダルのように見える大谷翔平選手元通訳・水原一平氏の野球賭博問題が、じつは自民・維新が強行突破しようとする大阪万博からつらなる大阪カジノと、深いところで根っこが繋がっているという事実について、内田先生とともに検証します。今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
02:42 前半 Jingle~
32:09 後半 jingle~
56:08 後枠 ETM~
57:55 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご支援のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます!