Vol.193 内田樹さん「兵庫斎藤、東京石丸、大阪吉村。維新的な空気感をブッタ斬る!」
ゲスト:内田 樹さん(思想家)
今回は、神戸市にあります武道と哲学研究のための学塾「凱風館」におじゃまして、思想家の内田樹さんにお話しを伺いました。内田先生は、いつも政治、経済、国際情勢をはじめ、現代社会の抱える課題を、ぶれない思想と聡明な頭脳でもって解析し、私たちにわかりやすい言葉で伝えてくださっています。
今回は、全国各地で次々とでたらめな政策を繰り広げ、独裁色を強める維新政治を、内田先生とともに徹底解剖します。まずは何と言っても、渦中にありながらもなかなか辞めない(7/26収録時現在)斎藤兵庫県知事について。内部告発者を自殺にまで追い込むも全く意を介さず、おねだりやパワハラも涼しい顔で釈明、あげくに「生まれ変わって信頼を構築する」のだとか。更にもう一人の職員の方の自殺も隠匿していたことが明らかになりました。このどこまでも人間の心がない無感情な対応はいったいどこから来るものなのでしょうか?大阪でも吉村府知事はじめ維新勢は、万博開催・カジノ誘致のためにウソをウソで塗り固め、松井前市長に至っては、雲隠れしてしまいました。維新政治家の共通点は、共感性の低さ、感受性の欠如だと内田先生はおっしゃいます。
他方、東京都知事戦では、政策を一切論じない石丸候補が2位につけるなど、とてもキケンな現象が気になります。政策ではなく、ネットなどを利用しながら人間だけを売り込もうとする姿勢に、ファシズムの系譜を感じずにはいられないと内田先生はおっしゃいます。人々はなぜそんな輩に引き寄せられるのでしょうか?病院や保健所を極限まで削った結果、大阪はコロナ死者が全国ワースト1になりました。巨額な税金をドブに捨ながら公共を切り捨て、万博カジノは儲かる!も、イソジン、空飛ぶ車、大阪ワクチンもすべてウソだったとわかっても、なぜ維新を推す人々がいるのでしょうか?
今こそ、まっとうな政治を取り戻すために、私たちは本質をしっかりと見つめなければなりません。誰もが無関心ではいられないのです。結果私たちの暮らしはひどく困窮しているではありませんか?!選挙に出向き、国政もしっかり注視したいものです。最後に内田先生は、次の国政選挙が不安な自公政権は今のうちにと改憲をしかけてくるかもしれない、とおっしゃいました。平和と慎ましやかな庶民の幸せを守るために、私たち「路上のラジオ」はこれからも、リスナーの皆様とともに闘い続けます。
00:03 前枠 TM~
03:42 前半 Jingle~
29:52 後半 Jingle~
56:07 後枠 ETM~
58:13 AN尻
60:00 曲尻
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