Vol.194 横田一さん「大阪、兵庫、長崎、東京で知事直撃 維新を終わらせるチャンス到来」

ゲスト:横田一さん(フリージャーナリスト)

今回のゲスト横田一さんは、フリーのジャーナリストでありながら、なかなか質問させてもらえない記者会見にも果敢に足を運んで、渦中の政治家からいくつもの貴重な発言を引き出して来られた方です。今回も徹底した現場主義で取材を続けるその横田一さんに、たっぷり1時間お話をうかがいます。

まずは、当番組収録当日(8月1日)に取材して来られたばかりの横山大阪市長の定例記者会見の模様から伺いました。今年の夏は記録的猛暑ですが、来年の夏の夢洲は大丈夫なのでしょうか?横田さんは、夢洲の気温や湿度を実測して来られたといいます。目安となる暑さ指数は31度で「危険、退避せよ」なのですが、計測時の暑さ指数は37~38度にもなっており、到底子供たちを強制遠足やフリーパスなどで招待できるような状況ではありません。会見で横山市長は、大阪市内に設けるとする「クーリングシェルター」を夢洲には何か所設置するのかという横田さんの質問に対して、「クイズのような質問をするな」と一蹴して答えられなかったと言います。そんな灼熱地獄の他、15万人が取り残されるとされる気象災害時に対する危機管理も未だ脆弱で、本当に「いのち輝く」どころか「命を削る」万博になりそうです。

続いて横田さんは、兵庫県斎藤知事のパワハラ等を検証する百条委員会の取材も続けていますので、こちらについても伺いました。自死に追い込まれた元県西播磨県民局長に対して、斎藤知事、片山副知事はじめとする牛タン倶楽部の面々は、プライバシー暴露をちらつかせて口封じをしたといいます。真偽を明らかにする前に、内部告発を握りつぶすような悪事は、決して許されないと横田さんは指摘します。そしてこのようなとんでもない事態となっても決して辞めようとしない(8/1現在)斉藤知事の厚顔無恥は、一体どこから来るのでしょうか?その理由を横山さんは、大阪万博開催への逆風となることを懸念しているのと辞職に伴う次期ポストを現時点で準備ができてない、維新の戦略であろうとおっしゃいます。

そして後半では、その斎藤知事とどちらが先に辞めるかとささやかれている長崎県の大石知事について言及します。迂回献金や不自然な経費支出などの疑惑が取り沙汰されている大石知事ですが、その背景には、辞めた谷川弥一議員や、問題視されているあの選挙プランナーの姿が見え隠れしているといいます。信用の置けない知事といえば、再選を果たした小池東京都知事もしかり。能登の輪島へのわずか1時間のパフォーマンス視察で反感を買っています。

政治とカネの問題が大きく取り沙汰されている今、為政者はますます襟を正すべきところ、各地でとんでもない首長が幅を利かせていることは、本当に困ったものです。横田さんはおっしゃいました。有権者はぜひ多角的な視点をもって、多くの情報にふれて、正しい判断をしてほしいと。本当にそのとおりだと思います。「路上のラジオ」もその一助となれるよう、これからも庶民目線でしっかりと真実を見つめて参りたいと思います。

00:03 前枠 TM~
02:53 前半 Jingle~
34:22 後半 Jingle~
56:27 後枠 ETM~
58:17 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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