Vol.204 「大阪生コン広域協同組合の実態と影に隠れるセメントメーカー」

ゲスト:島田弦季さん(今栖産業株式会社・代表取締役)・西山あかね弁護士

今回の路上のラジオは、大阪の生コン業界で起こっている由々しき問題、大阪生コン広域協同組合による悪質な非加盟業者つぶしや、労働組合への弾圧などの実態に迫ります。大阪北摂で生コン業を営む今栖産業さんは、大阪生コン広域協同組合に加盟していませんが、原料の調達先である販売店からセメントの供給を断られ、現在は売ってくれる業者を遠方まで探しに行き、そこから仕入れる他ない状況に追い込まれているといいます。その背景には、大阪生コン広域協同組合が販売店に対して、今栖産業にセメントを売るなら報奨金を止めるなどと圧力をかけている実態が見えて来ました。そして更に大元の販売卸メーカーの住友大阪セメントも、販売店に対して今栖産業向けのセメントを卸さないという異常事態が続いているといいます。今栖産業社長の島田さんは、不安定な原料供給や経費の増大などで事業存続の危機を感じているとのことですが、これまでには関西生コン労働組合に加入している社員を辞めさせろなどと、大阪生コン広域協同組合から言われもない圧力をかけられたともおっしゃいます。そのようなことは不当労働行為に当たりますし、そもそも住友大阪セメントが一時販売店に圧力をかけていることは、独占禁止法にも抵触する可能性があります。しかし裁判に発展し住友大阪セメントに対してセメントを販売しなさいとする仮処分が出たにも関わらず、未だ状況は変わらないと言います。本来は力の弱い末端の事業者を守るための協同組合が一体なぜこのような悪質な行為を続けているのでしょうか?自分たちのような事業者がこの先出ないようにと力を振り絞って闘う島田社長と、その運動を支える西山弁護士に、今回はたっぷりとお話を伺います。

00:03 前枠 TM~
04:01 前半 Jingle~
29:50 後半 Jingle~
48:23 後枠 ETM~
53:08 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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