Vol.217 木戸衛一さん「右傾化する欧州、アメリカ、日本。分断を乗り越えるためには?」
ゲスト:木戸衛一さん(政治学者・大阪大学招聘教授)
今回は、世界中で頻発する戦争や紛争、民族の分断、その結果としての軍拡は、一体どういった政治力学から起こっているのかを、国際平和と特に欧州の政治事情にお詳しい木戸衛一先生に伺います。国際情勢の話は難しそうですし、学校で習う世界史は、近現代にたどり着く前に時間切れでめったに教わることもありませんから、わかりづらく敬遠されがちかもしれません。しかしご安心ください。木戸先生は、とてもわかりやすくやさしい言葉で教えてくださいます!
木戸先生は、特に欧州に極右思想がじわじわと浸透していることを憂慮されています。まさしくその実例が年明け早々のオーストリア政府の組閣にありました。先の大戦に敗れた後、オーストリア出身のヒトラー国家社会主義思想はどのように変遷し、なぜ今また息を吹き返そうとしているのか?また、このことが世界に及ぼす影響とは?そして日本にも他人事とは言い切れない不穏な風が吹いているように思います。前半では、まさに今オーストリアとドイツで起きていることをもとに解説いただきます。
そして後半では、ずばり「なぜ戦争が止まらないのか」について真正面から考えます。誰もが正解を出せない巨大テーマであっても、具体的かつ明快な言葉で語ることが、どれほど大切なことなのかを木戸先生との対談で感じます。国連さえもが無力な国際社会において、私たちが信じるべきこととは何なのか?その答えのいくつかが、中村哲氏の偉業であったり、被団協が貫いてきた信念であったり、憲法九条の精神であると信じて止みません。「路上のラジオ第217回、どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
04:19 前半 Jingle~
31:14 後半 Jingle~
56:20 後枠 ETM~
58:12 アナ尻
60:00 曲尻
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