Vol.231 ふたつの特集 ①小出裕章さん「日本はなぜ原発を止めないのか?原発のタブーを暴露する!」②西谷文和 世界の紛争地レポート
ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
ふたつの特集
<前半> 「日本はなぜ原発を止めないのか?原発のタブーを暴露する!」
<後半> 世界の紛争地レポート レバノン・シリアからの取材報告 報告: 西谷文和(フリージャーナリスト)
今回は、ふたつの特集をお送りします。まず前半は、元京都大学原子炉実験所の小出裕章さんにお電話でお話を伺います。小出先生と言えば、原子力に未来の夢を抱き大学で学ぶも、原発が人類にとって圧倒的に差別的で危険な装置であることを知ってからは、一貫して原発反対運動に尽力されて来られました。3.11が起こるずっと前から、日本に起こりうる原発事故に警鐘を鳴らして来られた第一人者です。そして京都大学を退官された後も、信州松本に住居を移し畑を耕しながらも、情報発信を続けておられます。その小出先生にお伺いする今回のテーマは「日本はなぜ原発を止めないのか?原発のタブーを暴露する!」です。学校では決して教えない、マスコミも一切伝えないこの国に原子力発電所が必要な本当の理由を、1945年の広島・長崎から今現在に至るまでの世界の核開発の歴史を辿りながら、「平和利用」というまやかしの言葉の裏にある恐ろしい現実に迫ります。原発と戦争はつながっている、いえ原発とは核戦争の中心そのものであることを、リスナーの皆様にもぜひ知ってほしいと思います。
そして後半は、西谷文和による世界の紛争地レポートです。当番組主宰の西谷文和は、4月8日から約10日間、レバノンとシリアの現地取材に行って参りました。先週の放送では主にレバノンについてお伝えしましたので、今回はシリアを中心にお伝えします。まずは特にわかりにくい中東情勢を、二つの世界大戦による各国の成り立ちや民族対立の歴史を紐解きながらわかりやすく解説します。その中でなぜシリアで内戦が続いたのか、そしてなぜ昨年12月にアサド政権が倒れたのかについてふれます。その大きな要因は、今も続くウクライナ戦争、ガザ戦争なのだと言います。シリアは今、新政府が立ち上がったもののまだまだ不安定ですが、復興に向かって歩み始めました。自身の足で歩き、現地の暮らしに入り人々の声に耳を傾け続ける西谷ならではの視点で、シリアそして世界の平和への道筋を探ります。そしてその中で日本が担うべき役割とは?平和憲法をもつ日本だからこそできる世界平和への貢献もあるはずです。聴き応えたっぷりの路上のラジオ231回、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
04:09 前半 小出裕章さん Jingle~
32:27 後半 西谷文和 紛争地レポートJingle~
57:15 後枠 ETM~
58:30 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O
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