Vol.63 「不発弾で両手と光を失って。あの夏の朝から今まで」
ゲスト:藤野高明さん
戦後間もない1946年7月、空襲に怯えることなくやっと平穏な日常が戻ったかと思えた矢先、藤野高明さんは小学2年生のときに、弟さんといっしょに遊んでいる最中に、不発弾が爆発して、弟さんは即死、藤野さんは両目の視力と両手首を失ってしまいました。
九死に一生を得た藤野さんはその後、全盲、両手首がないという重度の障害とともに生きることになります。障害者に対する理解が今のようには全くない社会です。さまざまな困難の中、それでも藤野さんはたくさんの方の厚意に支えられながら教師になる道に挑戦します。唇で点字を読み、言われなき差別と闘い4年生大学へと進み、何度も挫折しながらも教員試験に合格、教壇に立つ夢を勝ち取りました。
今年で83歳の藤野さん。自信に満ち満ちたそのお声からは、壮絶な人生を生き抜いてきた故のやさしく豊かな心が窺えます。そんな藤野さんが語るメッセージに、どうぞじっくりと耳を傾けてください。
番組では、その他、タリバンによる首都カブール制圧によって緊張が高まっているアフガニスタンの現状について、中東アフリカの紛争地を専門に活動するフリージャーナリスト、当番組のパーソナリティ・西谷文和がわかりやすく解説します(前半)。こちらもお聴き逃がしなく!
00:03 前枠 TM~
04:50 前半 Jingle~
16:49 後半 Jingle~
56:32 後枠 ETM~
58:08 アナ尻
60:00 曲尻
※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご支援のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます!